行政書士事務所稲門まさおか総合支援スタッフブログ

事務長・行政書士の正岡が日常について書くブログです。

入国審査官と入国警備官

いつもありがとうございます。
江東区行政書士事務所 稲門まさおか総合支援の正岡です。

今日は、入国審査官と入国警備官の違いについて、
お伝えしたいと思います。

入国審査官も入国警備官も、
どちらも入国管理局の職員であり、
入国者収容所、地方入国管理局(支局、出張所を含む)
に配置されているという点では、同じですが、
業務の内容が異なります。

【入国審査官】は、
入国の審査、在留資格の審査、違反審査、
退去強制についての審査、
上陸及び退去強制についての口頭審理等を行う

これに対し、

【入国警備官】は、
入国、上陸及び在留に関する違反事件を調査し、摘発したり、
収容令書および退去強制令書を執行するため、
その執行を受ける者を収容・護送・送還することや、
入国者収容所、収容場その他の施設の警備、

といった違いがあります。
入国警備官は「取締」「捜査」といった公安的な性格が強いようですね。

このことは、【入国警備官】は、
国家公務員法では「入国警備官は警察職員とする」と
規定されていることからも読み取れます。

さらに、【入国審査官】と【入国警備官】では、
採用方法も異なります。

【入国審査官】になる場合には、まず国家公務員試験を受験し、
合格したものの中から、入国管理局の面接を経て
入国管理局職員となるということですから、
一般的な公務員の就職ルートとほぼ同じですね。

これに対し、

【入国警備官】には「入国警備官採用試験」という独自の試験に
通る必要があるのです。

入国警備官採用試験のホームページを見てみたところ、
確かに、公務員の募集というよりは、
心なしか、雰囲気が自衛隊や警察官の募集ページに似ている気がします。

「国を守る」という誇りとプライドが伝わってくるページでした。

それでは、みなさま また次回~

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